『Super Build/SS3』の導入事例

株式会社山田憲明構造設計事務所

ソフトウェア

無理することなく独立開業できました。

株式会社山田憲明構造設計事務所

(後列左より)林 様、古矢 様、中 様、
(前列左より)蒲池 様、山田 様、杉本 様

所在地:東京都品川区  業種:構造設計事務所

ご利用のきっかけをお聞かせください。

以前に勤めていた事務所では、他メーカーの一貫ソフトウェアを使用していました。そのとき利用していた一貫ソフトウェアは入力に戸惑うことが多々あり、応力図も見づらく、また内部でどのような計算をしているのか不透明でした。計算結果も納得できないところがあり、頻繁に手計算や汎用ソフトウェアで検証を繰り返していました。そこで、会社に別の一貫ソフトウェアを導入するよう提案したところ、周りで使っている人が圧倒的に多かった『SS3』(当時は『SS2』)を導入することになりました。『SS3』は入力が非常に簡単だったので講習会に参加することもなく、自分なりの感覚で案件を経験しながら覚えていったという感じです。また、納期が厳しかったときは、1日に何度もサポートセンターを利用することがあり、お世話になりました。そのような経緯もあり、独立開業するときには慣れ親しんだ安心感のある『SS3』を導入しようと決めていました。しかし、一貫ソフトウェアを購入する資金が厳しい状況でした。そこで、以前からお世話になっているユニオンの営業の方に相談したところ、「90日間無料体験キャンペーン」を提案していただきました。このキャンペーンを利用することで、無理なく独立開業することができました。

90日間無料体験キャンペーン
▲90日間無料体験キャンペーン

主にどのような物件が多いですか。またソフトウェアをどのように活用されていますか。

木造が主体ですが、純木造というのは少なくRC造やS造との混構造が多いですね。例えば、木造とRC造の混構造の場合、RC部分の剛性が高いため、そこに負担させる設計を基本とし、木造は鉛直だけを個別に検討します。RC造の計算は『SS3』で行い、木造部分は荷重として入力します。中途半端に混構造を入力して解析するより単純に分けて検討した方が設計のプロセスとしてはスムーズです。木造は、接合部がどこまでモデル化できるかが省力化のポイントだと思います。また、『SS3』で木造とRC造の混構造をモデル化するときによく利用する設定として、多剛床や剛床解除、荷重を入力するためのダミー部材の配置、層毎の地震荷重入力などを駆使しています。マウス入力における剛床解除は、非常に分かりやすいですね。剛床解除した節点荷重を任意の点に入れられるような機能があれば、より使いやすいです。

弊社のサポート体制はいかがですか。

一時期、サポートセンターへ集中的に電話をしたことがありました。年間お問い合わせ回数の制限(インシデント)がややプレッシャーになりましたが、実際にはそこまで回数を使い切ることはなかったですね。そういう縛りは大事ですけど…。我々も一度聞いたことは『Microsoft® Excel®』などに残して社内で共有するようにしました。徐々にサポートセンターへ問い合わせする回数は減りましたね。

一貫構造計算ソフトウェアの位置付けはどのように考えられますか。

省力化以外の何者でもないという位置付けですね。時間をかけて手計算で設計すると身に付くものもあるのですが、短時間でパッと計算できた方が、ある入力に対してこういう結果が出るということが体感的に分かるようになるという強みがあると思います。シミュレーションが容易にできますよね。その反面、モデル化の見えにくいところは永遠の課題としてありますが…。

若手育成に際してどのように一貫構造計算ソフトウェアを利用されていますか。

最初は、電卓とか『Microsoft® Excel®』、応力解析ソフトウェアなどから始めてもらいます。4年目ぐらいの所員でもまだ一貫ソフトウェアを使ったことがない人もいます。ある程度結果に対しての検証ができるようになってから一貫ソフトウェアをさわらせるようにと考えています。オペレーターにはならないようにしないといけませんから。

道具をきわめていくには、弊社はこれから何をしていけば良いですか。

漠然とした話になりますが、どこまでいっても構造計算とはある過程の一部を切り取ったものなのでどんなに詳細な計算をしてもそれ以上でもそれ以下でもありません。構造設計者は性能を担保するために1つの切り取った構造計算をベースにして、考え方で補うわけです。例えば極端に応力が小さくなる場合と大きくなる場合の両方を検討し、実際はその間に解があるはずだから両方やっておけば安全だというような考え方で補ったりするのです。ソフトウェアは万能ではないので、考え方をさらにサポートしてくれる仕組みなどがあれば良いのかなぁと思います。ちょっと曖昧ですが…。荷重の仮定でもいろんな積載とか固定とか地震とか組み合わせで行いますけど、それも1つの仮定ですよね。外力というのは連続的に変化していくわけであって、それを切り取ってやっていることの結果だけを議論してもあまり意味がないですよね。

JSCAの活動などにも積極的に参加されているようですが。

最初は、いろいろな構造設計者の方々と交流できるのが楽しみで参加していました。しかし、年上の方と話をしたり、活動している内容を見たりしていると、構造設計者が社会とどのように関わりを持っていくのかがとても重要だと感じます。若いうちはいろんな面で時間が取られるので仕事をしっかり覚え、社会や建築業界との関わりに興味を持ち始めるタイミングで参加すれば良いと思います。1番大切なことは、自分の仕事をしっかりすることです。社会に対する何よりの貢献ですからね。

構造設計者を目指す方へのメッセージをお聞かせください。

アトリエ事務所はすごく待遇が悪いとか、労働時間が長いとか、また独立しても大変じゃないかとか思われていますが、そうではありません。組織事務所とかゼネコンに比べればしがらみのないところで、自分の考えをピュアに表現しやすい場所です。それでいて設計もできて社会に貢献することができるため、若い方にはこの道へどんどん入ってきて欲しいですね。安心・安全は最も大事ですが、数値とか性能とかで表されるものだけでなく、構造による空間の美しさや使い勝手の良さなど人間の感性に近いところをアピールする必要があると思っています。「耐震性が高い」と言うよりも「ここ、すごい空間だねぇ」と言った方が伝わりやすいですよね。併せて、構造設計者が重要な役割を担っていることもしっかりアピールできればと思います。

本日は、ありがとうございました。

取材協力:山田 憲明 様、蒲池 健 様、杉本 将基 様

会社概要

【 会社名 】
株式会社山田憲明構造設計事務所
【 所在地 】
東京都品川区
【 事業内容 】
建築物・工作物・土木構造物の構造に関する企画・調査・計画・設計・工事監理・研究・開発等

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