『Super Build®/SS7 Ver.1.1.1.9』機能アップ予定
日頃は、格別のご愛顧を賜り深謝いたします。
一貫構造計算ソフトウェア『Super Build®/SS7』(以下『SS7』)Ver.1.1.1.9で機能アップする項目について、
ご案内いたします。
『SS7』Ver.1.1.1.9では、『SS7』で登録した柱、大梁の断面リストを図面データに出力する
『Super Build®/SS7 柱梁断面リスト』を正式リリースいたします。
リリース日は、2018年5月を予定しています。
機能アップ予定項目
『Super Build®/SS7 柱梁断面リスト』を追加します。
- 『Super Build®/SS7 柱梁断面リスト』は、『SS7』で登録した柱、大梁の断面リストを
図面データに出力するソフトウェアです。 - 図面データは、DXF(*.dxf)、JWW(*.jww)で保存できます。
- 線種、項目、フォントなどの設定したすべての内容はテンプレートとして保存できますので、
別の物件でも同じ書式が利用できます。 - 『SS7』のツリーメニューからの起動、またはショートカットからの単独起動ができます。
付着割裂破壊において、以下の機能を追加します。
直接基礎(独立・布・ベタ)および杭基礎で、支持力の自動計算ができるようになります。
- [13.1.基礎計算条件 1.基本事項 3.検討項目 ☑支持力の自動計算]
注意:この機能追加により、Ver.1.1.1.9の入力CSVファイル使用してVer.1.1.1.8で新規作成をした場合、
「地盤データの指定方法」は“全体”となります。地盤符号を使用したデータでは、“支点ごと(地盤符号を使用)”に変更してください。

保有水平耐力の初期応力において、長期偏心曲げによる基礎梁応力と支点反力を考慮できるようになります。
- [2.9.保有水平耐力計算条件 1.基本条件と荷重増分 6.杭基礎および独立基礎の偏心曲げの考慮]

部材の水平剛性算定時の層間変位において、構造階高による換算ができるようになります。
- 部材の中間にダミー層の片持ち梁が取り付くことにより、部材の層間変位を過小評価する場合がありましたが、以下の入力項目の指定により構造階高による換算ができます。なお、この入力は剛性率,偏心率,荷重増分解析(重みづけ平均)での水平剛性に考慮します。
- [10.6.水平剛性の算定方法]
日本鋳造株式会社の「NCベースP」において、以下のBタイプを追加します。
- PK-750-8B-64, PK-800-8B-64, PK-850-8B-64, PK-900-8B-64
岡部株式会社・旭化成建材株式会社の「ベースパック」において、ベースパックNT-S3をCFT非対応に変更します。CFT柱に配置したときは計算時にメッセージを出力します。
マウス入力において、以下の改善を行います。
- マウス入力の印刷プレビューで、複数ページの印刷ができるようにします。
- [7.1.柱(柱脚)-検定比]、[7.2.大梁-検定比]を別ウインドウにします。
- 「選定結果の読み込み」において、帯筋およびあばら筋の読み込みの指定内容を記憶します。
- ポップアップメニューにショートカットキーを表記します。
入力部において、以下の改善を行います。
- [1.基本事項 1.2.基本事項 8.軸名]で X軸名の振り直しに,“1,2,...”を追加します。
- [5.6.風荷重]で、床面(吹き上げ)の風力係数の参考図を傾斜方向や棟位置に応じて変わるようにします。
結果作図において、以下の改善を行います。
- 「作図設定-値」の設定内容を規定として保存できるようにします。
- 応力図などにおいて、[作図設定-モデル図-横補剛(梁)、横補剛(柱)]を設けました。S造およびCFT造の梁、柱の横補剛位置がVマークで作図されます。また、プロパティにおいて「剛性」タブに横補剛間隔を表示します。
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- 応力図において、風力係数、積雪増減率、屋根形状係数を表示します。また、シート出力の「4.10.風圧力(部材ごと) 4.10.4.床、4.10.5.片持床、4.10.6.出隅床」において、風力係数Cfが直接入力されている場合は数値の横に“*”を表示するようにします。
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▲風力係数の表示例 - 重心剛心図の部材剛性図において、多層にわたる部材など関係する全ての部材の値を表示するようにします。
2018年4月4日 改訂
ユニオンシステム株式会社