『Super Build®/SS7』Ver.1.1.21.1 機能アップのお知らせ
一貫構造計算ソフトウェア『Super Build®/SS7』Ver.1.1.21.1で機能アップする項目について、ご案内いたします。
リリース日は、2025年9月を予定しています。
【機能アップ項目】
【Super Build®/SS7 Premium】
以下の事項は『Super Build®/SS7 Premium』の機能アップ予定項目です。
配筋干渉チェックの機能を追加します。
- RC造接合部、S造露出柱脚部のすべての接合部に対し、配筋干渉チェックを行うことができます。
大梁の不静定応力の直接入力に対応します。
- 固定+積載荷重時の応力解析において、不静定応力を考慮することができます。
保存できる結果の数を、最大10個に拡張します。
誤用防止のため、『SS7 Premium』で保存されたデータを、『SS7 Premium』ライセンスが無い状態で開くとメッセージが表示されるようにします。
『Super Build®/SS7 Op.Python実行』
- 「Python」 Ver.3.11に対応します。
【Super Build®/SS7】
以下の事項は『Super Build®/SS7』の機能アップ予定項目です。
『Super Build®/SS7 Premium』でも使用できます。
『Super Build®/SS7 Op.伏図軸組図』
- 『SS7』の物件データを用いて、構造図面の伏図および軸組図をDXFまたはJWW形式のCADファイルに出力するオプションソフトウェアです。伏図では柱梁接合部の隠線処理・包絡処理、端部の調整など、軸組図では部材の境界線の調整などを行うことで、汎用CADにおける編集作業を大幅に軽減できます。
『Super Build®/SS7 Op.木造ラーメン』
- 木質部材の柱、梁に対して接合部の符号登録・配置を行うことができます。
『Super Build®/SS7 Op.免震部材』
以下のメーカー製品に対応します。
- 剛すべり支承(オイレス工業株式会社)
- 弾性すべり支承(オイレス工業株式会社、株式会社ブリヂストン)
- 鉛プラグ挿入型積層ゴム(オイレス工業株式会社、株式会社ブリヂストン)
- 天然ゴム系積層ゴム(オイレス工業株式会社、株式会社ブリヂストン)
- 日鉄エンジニアリング株式会社製の曲面すべり支承において、繰返し依存性による変化率の直接指定に対応します。
令和7年4月1日施行の建築基準法・建築物省エネ法の改定について、構造計算に関係する「建築基準法第20 条(構造耐力)」の改定に対応します。
- 建築基準法20条、建築基準法施行令36条の2および告示593号の改定に伴い、計算ルート判定内容を変更します。(ルート1における建物規模の変更、ルート1-3の新設)
- 混構造において、告示1274号第7号(新設)の剛性率の計算内容に対応します。
S造大梁に対して、小梁扱いとする指定を追加します。
- 小梁扱いしたS大梁は、端部の結合状態を自動でピン接合とします。
- 断面算定では小梁として検定を行い、保有水平耐力計算では部材種別をFAとします。
- 作図では符号名の前に“#”を付けて、小梁扱いしたS大梁であることを明示します。
-
S梁の断面算定において、二軸曲げを考慮した検定が行えるようにします。
RC柱の部材種別判定において、付帯柱のσo/Fcを出力します。また、計算条件の指定により付帯柱のσo/Fcを部材種別に考慮できるようにします。
異形鉄筋の最外径の値を、『鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説(2021)』の値に変更します。
杭頭接合部の検定計算に対応します。
RC梁付着(2018)の断面算定において、シート出力に詳細出力を追加します。
- 「7.3.3.RC梁付着(使用性・損傷制御)(詳細)」
- 「7.3.5.RC梁付着(安全性)(詳細)」
マウス入力について以下の機能を改善します。
- マウス入力の図面ウィンドウ(平面図・立面図)上で、マウスの左ボタンを押しながらキーを押すことで、ショートカットを実行できるようにします。キーの割り当ては、マウス入力の作図設定の[ショートカット]タブで行います。
- [3.7.部材の寄り]、[3.8.梁のレベル調整]において、[1.基本事項]の値を青文字で表示できるようにします。
- [7.4.開口]、[7.10.小梁]において、同一形状の配置データを一括変更できるようにします。
- [7.4.開口]、[7.10.小梁]において、マウスポインター位置にある部材情報をシートに表示できるようにします。
- [7.4.開口]において、開口重量の値を図面に表示できるようにします。
- 柱、大梁、片持梁、小梁の図のポップアップメニューより、部材ウィンドウの[断面図]タブに切り替えられるようにします。また、[断面図]タブを表示した状態で、部材をクリックすると、断面の参照表示となります。
- 平面図・立面図の分割表示において、アクティブな領域に枠を表示します。
[2.2.荷重計算条件-5.剛域を考慮した荷重項の計算]のデフォルトを“する”にします。
[2.5.断面算定条件-1.共通・耐震壁-1.断面算定位置-2.端部応力採用位置]のデフォルトを“-1”(節点位置)から“0”(端部断面算定位置)にします。
- 簡略的な「剛域を考慮しない荷重項の計算」から、RC規準に記載されている「剛域を考慮した荷重項の計算」に計算条件のデフォルトを変更します。梁端の結合状態によっては、剛域を考慮した荷重項の計算が必須となる場合があるため、今回のバージョンで変更します。
- また、RC規準に記載のとおり、剛域を考慮することで断面算定位置の設計用曲げモーメントを採用できるため、端部応力採用位置のデフォルトも合わせて変更します。
[2.5.断面算定条件-1.共通・耐震壁]の「3.耐震壁関連」タブ「1.耐震壁の断面算定-QD算定の際、QLの考慮」のデフォルトを“する”にします。
[4.1.標準使用材料-鉄骨材料の登録]で、ヤング係数・せん断弾性係数・単位容積重量を指定できるようにします。
結果作図「1.1.応力図(一次)」「1.5.応力図(二次)」「8.1.1.基礎梁応力図」において、ねじり応力を作図できるようにします。
結果作図「1.1.応力図(一次)」「1.5.応力図(二次)」において、変位の値の詳細設定を追加します。
- 指定した方向の値のみを表示させることができます。
結果作図のプロパティにおいて、節点のプロパティに[杭基礎]、[基礎断面]、[杭断面]タブを追加します。
認識されない部材がある場合、計算前にメッセージを表示できるようにします。
入力CSVファイルの出力設定に「標準データを出力する」の指定を追加します。
- チェックを外して出力したCSVファイルから新規作成を行うと、標準データが青文字のまま再現されます。
「結果の一覧」画面において、既存の結果を上下で入れ替えられるようにします。また、複数の結果をまとめて削除できるようにします。
結果のウィンドウ(作図、シート、メッセージ)において、結果のドロップダウンリスト選択中に、結果メモの内容をツールチップで表示します。
岡部株式会社・旭化成建材株式会社「セレクトベース」において、BCJ評定 ST0314-03(Wタイプ)に対応します。
岡部株式会社・旭化成建材株式会社「ベースパック」において、BCJ評定-ST0335-01(F2、F3、F4タイプ)に対応します。
センクシア株式会社「ハイベースNEO」に、KB450-8-42、KB500-12-42、KB-550-12-42を追加します。
アイエスケー株式会社「ISベース」において、BCJ評定-ST0282-03、BCJ評定-ST0282-04に対応します。
JFEテクノワイヤ株式会社「リバーボン785」において、評定番号、参考文献を更新します。
JFEテクノワイヤ株式会社「リバーボン785」を使用した場合に、SABTEC指針で計算を行えるようにします。
株式会社向山工場の杭用の高強度せん断補強筋「エムケーパイルリング785」に対応します。
株式会社向山工場「エムケーフープ685」に対応します。
北越メタル株式会社・株式会社コーテックス「UHY685フープ」において、評定更新(GBRC 性能証明 第14-28号 改1)に対応します。
高周波熱錬株式会社の杭用ウルボンの短期許容せん断力において、Pw0.5%の上限を超えた場合はメッセージを出力し、上限の0.5%で計算します。
第一高周波工業株式会社「Tヘッド」において、RC接合部の機械式定着の検討に対応します。
株式会社川金コアテックの「K-BRB」に対応します。
神鋼鋼線工業株式会社の「耐震ケーブルブレース」に対応します。
日鉄建材株式会社の冷間成形角形鋼管「BCHT325TF」、「BCHT385TF」に対応します。
SB耐震杭協会の場所打ち鋼管コンクリート杭「SB耐震杭」に対応します。
ご不明な点がございましたら、弊社営業支店または販売代理店 までお問い合わせください。
2025年7月18日
ユニオンシステム株式会社