更新内容

旧Ver.1.1.1.18 → 新Ver.1.1.1.18a（VerUp対象Ver.1.1.1.18）
インターネットダウンロード ： 2023/02/13

◆変更点

計算部

【応力計算】

増分解析時の不釣合力の解除における反復計算において、部材に中間荷重が作用している場合、中間荷重を重複して増分していました。

べた基礎の応力解析において、フレームに配置された部材のすべての節点が、他のフレームに節点同一化されている場合、不正終了することがありました。（Ver.1.1.1.18のみの現象です）

べた基礎の応力解析において、部材に伝達される集中荷重や分布荷重の数が99999を超える場合、不正終了していました。

kh分布の計算において、変位1cm未満の非線形を考慮しない場合で、かつ、土層の上端側が1cmを超えていて下端側が1cm未満となるとき、下端側を誤って非線形を考慮した式で計算していました。

【ルート判定】

剛心位置の計算において、木質壁と木質壁以外の壁が混在する場合、木質壁に対して［10.5.水平剛性の算定方法］および［11.1.偏心率等の省略部材］を指定しても、指定した木質壁に対して入力内容が考慮されず、異なる壁に考慮されていました。

【部材耐力計算】

S柱の終局軸耐力の計算において、角形鋼管でせい方向の強度と幅方向の強度が異なっている場合、軸耐力が0となっていました。また、H形鋼でフランジとウェブの強度が異なっており、かつS規準による幅厚比の規定値を超える場合、誤って規定値を超える部分を無効として軸耐力を計算していました。

【保証設計】

RC柱梁接合部の保証設計において、接合部の右側と左側の両方の梁が上端引張の場合、Tuは両方の梁の差分を採用すべきところ、両方の梁の合計を採用していました。両方の梁が下端引張の場合のTu'も同様です。また、「14.1.保証設計－14.1.22.RC接合部」の出力において、Tu、Tu'、Mb、Mb'、Qcu、QDuは符号付きで出力するようにしました。

作図、構造計算書・結果出力

結果作図「8.2.基礎検定図」で、負値の検定比が表示されていませんでした。
（Ver.1.1.1.18のみの現象です）

［構造計算書コメント－§3.プログラムの使用状況－設計者の考え方］において、“必要保有水平耐力”に関するメッセージが出力されていませんでした。（Ver.1.1.1.18のみの現象です）

シート出力「7.2.4.RC梁付着割裂」「14.1.5.RC梁（付着割裂）」において、カットオフ指針で検討した場合、通し筋が不利のときのみ必要Ldに“*”を出力すべきところ、常に出力していました。

SS7 Op.固有値解析

SRSS法によるCiの計算において、固有値解析より算出された1次の固有周期を用いてRtを計算すべきところ、『SS7』で計算された略算による1次の固有周期を用いて計算していました。

SS7 Op.柱梁断面リスト

「芯鉄筋あり」にチェックが入っている場合で、芯鉄筋の柱頭Xの本数が0本の場合に、%[主合本]から余分に本数を引いていました。

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