一貫構造計算ソフトウェア
Super Build®/SS7

実例集

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物件データ
Building Data
用途
保育園
構造種別
S造
階層
地上2階 PH1階
設計
有限会社 ケース
(大阪府)

この計画は鉄骨造2階建ての(約26.5×17.15m)保育園であり平面形状は敷地に合わせた台形となっています。特長として中央部分に大きな吹き抜けがあり、1階ホール側に自然光を取り込む計画となっています。

構造計画概要

X軸・Y軸に平行な通りと敷地に合わせて8.7度ほど回転させた斜め通りが混在した形状となっています。また敷地境界に近接した箇所に地中障害があるため、X1通り、A通り共1.8mほど内側に設けた通りのX2通り・B通りを1階の柱位置とし、2階の外周柱は片持ち梁で支持する計画としました。(片持ち梁部分については余裕を持った部材としました)


R階において「合成デッキプレートで構成される床面」と「床面ブレースを設けて構成される金属屋根部分」が存在し、水平力の伝達差を考慮して金属屋根部分については剛床仮定の解除を行い、仮想屋根面ブレースを設けて応力解析をしました。明かり取り用の屋根がR階より1.6m~3.4m突出した計画なので当該部をPH階として解析しました。また、Y2a通りにおいてスパンが15mほどとなる箇所についてはPH階のポスト柱および壁面ブレースを用いてR階の長期応力減少およびたわみ止めとして計画しました。


丘立ち箇所や斜め通りと水平(垂直)通りとの交点で溶接が難しい箇所は既成品のパネルゾーン製品を用いて剛接合を担保しました。

『SS7』利用方法

入力関係

水平垂直軸と斜め軸が混在しているため、当初は軸を回転させての入力も検討していましたが、斜め通りと水平通りの整理が困難となり、昔からある方法の節点移動で入力しました。(CADで通り図を作成し、交点位置の移動距離を求めて入力しました)
入力後の整合性確認は各通りの認識長さを断面検定結果などで確認し微調整を行いました。

構造計算

設計ルートは3を採用し、杭基礎も含めて一貫計算を行いました。Ver.1.1.1.14から採用された二次部材の検討についても採用しました。しかし、検定のモデルが一通りのため、短期(積雪時・風圧時)の検討ができないことから、デッキ床階部分のみの採用とし金属屋根部分の二次部材は別途計算にて算出しました。(ただし、解析過程における検定比の確認などは当該検討を確認しながら設計を進めましたので、以前よりは労力縮小となりました)

解析結果

おおむね検定比は0.8以下(一部超えている)におさめることができ、保有水平耐力計算においても十分なアドバンテージをもった計画を実現できました。

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