一貫構造計算ソフトウェア
Super Build®/SS7

実例集

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物件データ
Building Data
用途
工場
構造種別
S造
階層
2階
設計
株式会社 盛本構造設計事務所
(愛知県)

本建物は、愛知県に建設する鉄骨造2階建ての工場です。平面形状はX方向=100m×Y方向=80mの長方形です。
各階階高は1階=8.90m、2階=5.00mです。生産設備の製作工場となるため、2階床は重量設備の設置およびフォークリフト車両走行に対応した建物です。屋根は折版、2階床は鉄筋コンクリート床版です。

構造計画概要

「建物内部は広い空間を確保してほしい。」とのお客様の要望により、架構形式は柱スパンを20m(X・Y方向共)とした両方向ラーメン構造としました。経済性・施工性より、屋根梁はH形鋼の単材、2階床トラス梁はH=2400mmを選択しました。
トラス梁とすることで重量設備設置による床梁の撓み(変形)を抑えると共に、過度な振動を防いでいます。また、施工時の鉄骨運搬を考慮してトラス成を2400mmとしました。
基礎は直接基礎です。建物内部の基礎梁を無くし、設備設置範囲に汎用性を持たせると共に、施工時の資材置き場等のスペースを確保した架構計画としました。

『SS7』利用方法

2階床梁のトラス梁については、ダミー層を利用してモデル化を行いました。下弦材面をダミー層とし、上弦材面を従属層として入力しました。また、ラチス材を鉛直ブレース材として配置しています。ラチス材を配置するために設けたトラス梁上の各節点は、剛床解除の指定を行い、上下弦材に生じる軸応力が適正に算出できるようにしました。『SS7』では、軸力を考慮した鉄骨大梁の許容応力度断面検定ができるため、トラス成変更などによる断面選定が迅速に対応できました。

基礎の設計においては、基礎梁が取り付かない基礎があるため、曲げ応力を負担した基礎の断面検定を行う必要がありましたが『SS7』の機能として曲げ応力を考慮した基礎設計ができるため、作業時間の短縮に繋がりました。

別途検討項目

鉄骨大梁(上下弦梁)については軸力を考慮した断面検定を行っているため、継手についても軸力を考慮した保有耐力継手とする必要がありました。継手の別途検討を行っています。

確認検査時の指摘事項や対処方法

トラス梁がある建物であるため、保有水平耐力計算におけるDs値の設定について設計者の考え方の説明を求められました。基本的にトラス梁に先行して柱に塑性ヒンジが発生するものとし、メカニズム時(Ds算定時)応力ではトラス梁は弾性範囲内である部材断面としました。
トラス梁のラチス材・束材の端部固定度および座屈長さについて指摘がありましたが、結合状態でピン接合とし座屈長さ係数による補正を行っている旨を説明しました。

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