一貫構造計算ソフトウェア
Super Build®/SS7

実例集

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物件データ
Building Data
用途
事務所ビル
構造種別
S造
階層
地上10階 地下1階
設計
株式会社 構造フォルム
(東京都)

本計画は、10階建てS造の事務所ビルで敷地形状の制限より平面形状は地震力を負担するメイン架構6.5m×10.7mに2.7m×5.5mの地震力を負担しない階段等の架構が取り付いた形状としました。容積率が許せるだけの階数にしたいとのことで地上10階、地下1階としました。

構造計画概要

エレベーターはメイン架構の外に出し、10.7mのスパンは2m程短くなりましたが、平面上の突出部が2m大きくなりました。間口が狭いことから、塔状比5倍と大きく、制震構造の提案もしましたが、結果はラーメン構造となり、4本柱の建物として計画し、水平力を負担しない平面上突出部分があることから、偏心率が過大にならないよう、フレームの剛性を調整しました。地下1階はピット内に設けたため、モデル化では階数に入れず、基礎梁+上部増し打ちとし、配管等は増し打ち部に設置しました。

『SS7』利用方法

事務所階はフリーアクセスにするため、1フレームだけ逆梁の提案があり、『SS7』では逆梁のモデル作成がマウス入力で容易にできるため、当該部の検討が『SS3』より楽になり、偏心率が大きいことから、部材を変えながら、また変形角の検討を行う必要がありましたが、数種類の検討結果を保存できるため比較がしやすく検討がやりやすくなりました。

基礎はアースドリルで検討し、『SS3』のときは上部フレーム検討、保有耐力検討基礎検討と連続的にできなかったのが『SS7』だと一気に検討でき、また解析速度も速くなったのでストレスがなくなりました。
その他、施工会社があらかじめ決まっている場合、計算書内の伏図(平面図)、軸組図(立面図)、柱梁断面リスト等を渡して早めに検討してもらっております。

確認検査時の指摘事項や対処方法

最近では各審査機関で『SS7』の提出実績も増えていると思われるので、『SS7』で行った本物件での指摘は特にありませんでした。

『SS7』の便利さ

『SS7』がリリースされ1本は書き換え購入をしましたが、当初は『SS7』の良さが分からず『SS3』でも支障がないため、最近まで『SS3』を利用し続けて計算をしていましたが、構造設計の実務をしている他社の方から『SS7』の良さを聞き、実際に使い出したら、操作方法も『SS3』とそれほど変わらないので早く慣れることができ、改良された項目が多いので今では『SS3』には戻れない感じです。
良くなったと感じたところは、NG等の検討がカラーで表示されるので分かりやすいところ、それから解析速度が本当に速い。層をまたぐダミー階が入れやすくなっていて、V字や逆V字のブレースも入れやすくなったところです。入力方法も、マウス入力メインになって改良されたため意匠の変更に対応しやすくなりました。
意外と重宝するのではないかと思われるのは『SS7』の回転機能です。計算書のまとめに入ったころ、設計変更により平面プランが90度回転することが何回かありました。意匠の方はCADを使って軽い感じで90度回転するのでしょうが、平面図、構造図と計算書の図が90度違うと、実際に見づらく、間違いの元になるため、確認直前の平面図回転に苦労したことがあります。あまりやりたくない変更ですが、『SS7』だと回転機能を活用して、X、Y通りの符号の変更も楽だと思います。
弊社ではRC造、S造のラーメン構造の計算は100%ユニオンさんを利用しています。そのうち設計の仕事は『SS7』使用が70%くらいで、壁式構造や木造の設計も行っているため、全員が一斉に『SS7』を使うことは今のところありません。ただし、使い出して便利さが分かってからは1本では足りないので、数本追加購入しましたけれども、「計算する社員数>『SS7』本数」なので、今後『SS7』が不足することが心配です。

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