『Super Build/SS7』の導入事例

株式会社 建築構造研究所(BSI)

ソフトウェア

スタッフはみんな『SS7』のファンになっています。

株式会社 建築構造研究所(BSI)

(左より)平野 様、高橋 様、大原 様

所在地:東京都港区  業種:構造設計事務所

貴社の業務内容を教えてください。

構造物の耐震や制振、免震技術に関する研究企画、実証検証、製品開発などを行っています。また、構造設計に関する解析およびソフトウェア技術の開発、計画立案、基本設計や実施設計も手掛けています。建設に関する企画や設計、施工監理などのコンサルタント業務も行っています。

弊社ソフトウェアをご利用になった“きっかけ”を教えてください。

以前、自分の事務所を立ち上げる前に所属していた構造事務所で、ユニオンシステムのソフトウェアを使用していたのがきっかけです。地震波の作成や、Gs算定など、『SS21/ShakePRO』や『SS21/Dynamic表層地盤アンプリファイア2007』を含めると、全業務の50%くらいユニオンのソフトウェアを活用しているでしょうか。現在も構造設計には欠かせないソフトウェアです。

『SS7』の導入後、設計業務の効率化に繋がった機能を教えてください。

今回、『SS7』に書き換えたことで、層間のブレース(段違いの層)が入力できるようになりました。社内ではほとんどのスタッフが『SS7』を利用しています。たまに『SS3』を使うと、当たり前なのですが「『SS7』はできるのに、なぜこの入力ができないのか」と思ってしまいます・・。みんな『SS7』のファンになっていますね。一本部材の指定がマウスで入力できるようになったため、視覚的に確認しやすく、とても便利です。なお、プラント関係の業務が多いため、層がない(階がない)建物やブレースが飛び飛びで入ったりする特殊な構造物については、他社の任意形状ソフトウェアも使用しています。
また、頻繁に使う機能ではないと思いますが、「Revit(オートデスク株式会社)」から設計データを『SS7』へ直接、持っていけないので、『SS3』を経由して『SS7』へ移動するという使い方をしています。通り芯がきれいな物件や、アトリエ系の案件では、特に活用しています。鉄骨ブレースがうまくリンクできないので、その場合は前もってブレースを抜いてからリンクさせています。他社のソフトウェアと『SS7』のリンクがもっとできるようになれば、さらに便利になると思います。

多層にわたる部材
▲多層にわたる部材
一本部材の指定
▲一本部材の指定

具体的に『SS7』の良かった機能を教えてください。

『SS7』は『SS3』よりも、特に増分解析の速さが違います。シミュレーションが手軽にできますよね。複数の結果が保存できる機能も活用しています。コメントを少し書き込んでおいて、後で2つ並べてどちらがいいか比較したりしています。
また以前の『SS3』では、検定比図で確認していた結果を、『SS7』では特定の部材においてどのように応力が変化したのか、またバランスがどう変わったのか、応力図ですぐに確認できるようになりました。部材符号ごとにNG部材だけ確認できたりするので、とても便利です。テーブル結果をコピーでき、Excel®で処理できる点も良いですね。荷重の表現も、別のモデルで長期の荷重を2個作り、Excel®上で足し合わせて検討できるようになりました。

入力データと各結果内の入力データの比較
▲入力データと各結果内の入力データの比較

建築確認検査機関、構造計算適合判定機関に提出した際の反応はいかがでしたか?

『SS7』で提出したところ、前(『SS3』)に比べて「見やすくなった」と言われました。図面と見比べる時、断面リストで配筋が確認できるようになったので、「すごくチェックが早くなった」とも言われました。ただ、水平ブレースの軸力が構造計算書出力にはでていないので、その点を指摘されたことはあります。

サポートセンターの対応はいかがですか?

よくお世話になっています。とても親切に教えてもらっています。問い合わせると、すぐに的を射た返答があります。ほかの会社より、対応は抜群に良いと思います。

最後にご意見・ご要望などがあれば教えてください。

駅舎の設計で地中梁のない案件があり、杭と柱が“連せい”しているような場合、『SS7』では層をたくさん作って杭をモデル化する方法があります。他社のソフトウェアでは、柱状図を読み込んで杭の地盤バネを設定して、バネ定数の収束計算もしてくれるものがあります。後は剛床、非剛床の設定があって、自動でスラブの剛性を計算してくれるとすごく助かります。
また評定などに行くと必ず、床の応力をチェックしたかどうか聞かれます。部材の検討があるので一貫構造計算を使っていますが、一貫でできれば個別で検討する必要もなくなるでしょうね。

※『SS7』Ver.1.1.1.15で対応済み(2020/09/15)

本日は、ありがとうございました。

『SS3』のインタビュー内容を見るPDF

取材協力:平野 様、高橋 様、大原 様

会社概要

【 会社名 】
株式会社 建築構造研究所(BSI)
【 URL 】
http://www.bsi-2010.co.jp/
【 所在地 】
東京都港区
【 事業内容 】
・構造物の耐震、制振、免震技術に関する研究企画、実験検証、製品開発
・構造設計に関する解析及びソフトウェア技術の開発
・構造設計に関する計画立案、基本設計、実施設計
・建設に関する企画、設計、施工、監理等のコンサルタント

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