本建物は約41.5m×17.4mの平面形状を持つ高さ約15.8mの義務教育学校であり、構造種別は平面混構造(木造+RC造)となっています。
構造計画概要
木造部の桁行方向に作用する地震時荷重をRC造部に100%負担させる混構造とすることで、教室の外壁面に現れる耐力壁を減らす計画としています。なお、木造部の桁行方向については、構造用合板両面張りによる耐力壁を設け、地震時荷重の25%を負担できるよう冗長性を持たせています。RC造部は桁行方向を純ラーメン構造、張間方向を耐震壁付ラーメン構造とし、木部材との接合部に配慮して一体化させています。
『SS7』利用方法
平面混構造を木造単独モデル、RC造単独モデル、木造+RC造一体モデルの3つに分けて検討し、このうちのRC造単独モデル、木造+RC造一体モデルに『SS7』を使用しています。
RC造単独モデルは、RC部材および基礎の設計に用いています。木造単独モデルから算出した層補正重量を木造部の重心位置に配置し、地震時荷重と偏心率に考慮しています。基礎設計軸力は、木造単独モデルから算出した木柱位置の支点反力を、1階床および基礎梁の追加荷重として入力することで算出しています。
木造+RC造一体モデルは、木造部の床面および屋根面に配置する鋼製ブレースの応力確認と、RC造単独モデルの必要保有水平耐力算出時の形状係数の決定を目的として用いています。木梁はRC柱とピン接合とし、構造用合板による耐力壁はブレース置換しています。RCスラブによる床面および屋根面はブレース置換し、非剛床モデルとして検討しています。
別途検討項目

隣棟との間にエキスパンションジョイントを設けるため、大地震時に1/100程度の層間変形角が生じるとし、建物高さの1/50以上のクリアランスを確保しています。
確認審査時の指摘事項や対処方法
適合性判定機関との事前相談を綿密に行い、平面混構造の設計方針を固めていきました。『SS7』モデルの3D図がイメージの共有に役立ちました。










