法令・基規準に沿った豊富な計算機能で設計をサポート

建物形状

複雑な平面形状
平面形状は、X方向スパンとY方向スパンによる整形な形状を基本としますが、節点の同一化(1本の柱に5本以上の梁が取り付く形状が可能)、および節点の移動により複雑な平面形状を扱います。
複雑な平面形状
多角形床組の荷重
三角形の床、軸振れ等による多角形の床についても、設定された荷重伝達方向(一方向、亀の甲)を考慮して形状どおりに床荷重を計算し、小梁、大梁あるいは節点に伝達します。
多角形床組の荷重
建物の主軸方向
各階の剛性の主軸方向を計算します。また、地震力の作用角度を指定することができますので、最大変位が生じる方向に対する検討が行えます。
建物の主軸方向
梁、柱の捩り剛性を考慮
相持ち梁や柱が階の途中で腰折れしたタイプのセットバックなど、捩りモーメントが無視できない場合、指定により部材の捩り剛性を考慮して応力解析を行うことができます。
梁、柱の捩り剛性を考慮
梁の水平面内の曲げ剛性、せん断剛性を考慮
梁の水平面内の曲げ剛性およびせん断剛性を考慮できます。梁の水平面内の剛性を考慮することにより、山形ラーメンや吹き抜けなどの形状において、剛床を解除した応力解析を行うことができます。
梁の水平面内の曲げ剛性、せん断剛性を考慮
柱主軸の回転
柱主軸を回転したモデルが扱え、主軸方向応力での断面算定を行います。
柱主軸の回転
剛床解除・多剛床・半剛床・床ブレースの考慮
剛床解除や多剛床の指定を考慮して解析することができます。ツインタワー、山形ラーメン、吹き抜けなどにも対応できます。剛床を解除した節点を偏心率・剛性率の検討に考慮させない指定や、多剛床とした場合における剛床ごとの偏心率・剛性率の確認もできます。
また、細長い平面形の建物で梁間方向の耐震壁の間隔が長い場合など、剛床仮定で計算すると、実状と合わない結果となることがあります。そのような場合は、剛床仮定を解除し床ブレースを考慮することで、実状に合った床変形を考慮した結果が得られます。
剛床解除・多剛床・半剛床・床ブレースの考慮

材料

コンクリート材料の拡張
コンクリートの高強度化に対応し、Fc=999.9N/mm2まで指定可能です。また、特殊なコンクリートに対応するため、許容応力度、ヤング係数、ヤング係数比等を指定することもできます。
鉄筋・鉄骨材料の拡張
鉄筋、鉄骨の多様化に対応するため、F値、許容応力度、材料強度割増率等を指定することができます。
コンクリート材料指定方法の拡張
梁、柱、壁などの部材ごとにコンクリート材料を指定することにより、VH分離(鉛直・水平分離打ち工法)に対応することができます。 また、梁、柱、壁の符号ごとにコンクリート材料を指定することにより、同一階で異なるコンクリート材料を使用することができます。
鉄筋材料指定方法の拡張
梁、柱、壁の符号ごとに主筋やせん断補強筋の材料を指定することにより、隅柱など局所的に高強度鉄筋材料を使用することができます。
高強度材料の対応
以下の高強度せん断補強筋に対応しています。
製品名 会社名
ウルボン1275 高周波熱錬株式会社
KSS785
UHY 北越メタル株式会社株式会社コーテックス
リバーボン1275 JFEテクノワイヤ株式会社
スーパーフープ(KH785) 岸和田金属株式会社岸和田製鋼株式会社
エムケーフープ(MK785) 株式会社向山工場
パワーリング785(SPR785) 東京鉄鋼株式会社拓南製鐵株式会社清水鋼鐵株式会社
OT685フープ(OT685) 昭和産業グループ(代表会社 昭和産業株式会社)大谷製鉄株式会社

一貫構造計算

建物形状や計算条件の入力終了後、一次設計、二次設計、基礎関連などを連続で計算します。
指定により途中までの計算ができ作業の効率的を図れます。

一貫構造計算

準備計算・応力解析

外周部床の自動計算
外周部床は部材の寄りを考慮した形状による荷重を自動計算します。
風荷重(屋根面の吹き上げの自動計算)
屋根面に作用する吹き上げによる風力係数を自動計算(直接入力も可)することができます。
屋根面に作用する荷重は、床荷重の伝達と同様に周辺の大梁に作用させます。
立体解析、立体弾塑性解析
応力解析は、立体解析を採用しています。特殊な形状でも、モデル化することなくそのままの形状で解析します。
また、床の回転を拘束した解析も行うことができます。
立体弾塑性解析を行うことにより、部材のひび割れを考慮した偏心率・剛性率の確認ができます。
浮き上がりの考慮
基礎の浮き上がりを考慮した応力解析を行うことができます。立体解析では、浮き上がりが発生するとその支点を解除して再度計算を行います。また、浮き上がった支点の直交梁や隅切り部分の梁など直交加力となる梁も断面算定時に検討することができます。 立体弾塑性解析時も、浮き上がり、圧壊を考慮した検討を行うことができます。

許容応力度計算

損傷制御による断面検定
柱、梁において損傷制御による断面検定を行うことができます(ルート3)。
二軸曲げによる柱の断面検定
水平力を45度方向から作用させた場合や隅柱の検討を行う場合を想定して、常に二軸曲げを考慮した柱の断面検定を行います。
耐震壁・ブレースの断面検定
耐震壁については、一次設計時のせん断力を計算ルートに応じて割り増した検討を行います。
鉄骨ブレースについては、一次設計時の軸力と許容軸力との検討を行います。
ルート2では、筋かいのβによる割り増しを考慮します。
また、以下の座屈拘束ブレースに対応しています。
製品名 会社名
アンボンドブレース*1 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
B-UPブレース 岡部株式会社
二重鋼管座屈補剛ブレース*1 JFEシビル株式会社
JFEエンジニアリング 株式会社
JFEスチール株式会社

*1制振タイプも扱うことができますが、振動解析は行いません。
RC部材の接合部の検討
「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」に記載されている、RC造の柱はり接合部における終局時の検討を行います。RC造においては、「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(2010)(以下「RC規準(2010)」)に基づいた許容応力度の検討を行うこともできます。
RC梁・柱付着の検討
RC造の梁について、「RC規準(2010)」による使用性確保・損傷制御・安全性確保の検討を行います。RC造の柱については、使用性確保・損傷制御の検討を行います (安全性確保の検討は行いません)。また、「鉄筋コンクリート造建物の靱性保証型耐震設計指針・同解説」による終局時の検討を行えます。
柱寄筋・芯鉄筋の考慮
RC造の柱において、寄筋や芯鉄筋を考慮できます。
RC部材の鉄筋選定
RC造の柱、梁において主筋およびせん断補強筋の鉄筋選定が行えます。梁では2段筋を考慮した選定、柱では二軸曲げを考慮した選定を行います。
柱脚の検討
S造露出型、埋込み型、根巻き型を扱います。また以下の柱脚製品も扱えます。S造露出柱脚のベースプレートおよびリブプレートの検討を行います。 また、「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」の「付録1-2.6 柱脚の設計の考え方」に基づいた検討が行えます。(コンクリートの破壊防止・ベースプレートの破断防止にも対応)
製品名 会社名
ハイベースNEO、スーパーハイベース、ハイベース・エコ、クリアベース、
Uボンド*2
センクシア株式会社
NCベース*2、NCベースP、NCベースEX、NCベースEXⅡ 日本鋳造株式会社
ベースパックⅠ型・Ⅱ型・円形・H形鋼用、ベースパックNT*3
UB-角形、V(円形)、V(H形)シリーズ
岡部株式会社
旭化成建材株式会社
ISベース アイエスケー株式会社
日鉄Eベース*2 日鐵建材工業株式會社
ジャストベース*2、ジャストベース(JEⅠ型) コトブキ技研工業株式会社
  • *2販売終了の製品
  • *3ブレースが偏心して接合する場合に対する検討は行っておりません。
耐震壁の検定
RC造耐震壁の検定計算を行います。また、開口補強筋の検討も行います。

保有水平耐力計算

部材耐力式
RC造柱(長方形断面)の終局曲げ耐力式は、atによる式、agによる式、e関数式、ACI基準式のいずれかを選択できます。
RC造の終局せん断耐力は、ステップごとのM/QDによる耐力を採用することができます。
ひび割れの考慮
コンクリートのひび割れによる剛性低下を考慮した弾塑性解析を行うことができます。
二軸曲げによる柱の降伏判定
荷重増分法において、ステップごとの付加軸力を追跡し、N-Mx-My関係を考慮して部材耐力を評価します。これにより、曲げ破壊、脆性破壊発生後の変形状態や保有水平耐力を正確にとらえることができます。
Ds算定時、保有水平耐力時の設定
Ds算定時、保有水平耐力時の計算条件を別々に設定できますので、保有水平耐力時は浮き上がりを考慮する、Ds算定時は浮き上がりを考慮しないといった異なる条件を設定できます。また、Ds算定時、保有水平耐力時の外力分布を別々に設定できますので、保有水平耐力時にQun分布を採用することができます。
脆性破壊の処理
荷重増分法で脆性破壊が生じた場合の処理として、「解析をストップする」「脆性破壊した部材を取り除いて解析を続ける」「脆性破壊した部材を保持して解析を続ける」「せん断破壊した部材の軸力を保持して解析を続ける」から選択できます。これらの処理は、各算定時(Ds算定時、保有水平耐力時)、構造種別(RC、S)、解析方向(X方向、Y方向)、部材(梁、柱、壁、ブレース)、脆性破壊の種類(せん断破壊、軸圧縮破壊、横座屈)ごとに分けて指定することができます。
未降伏部材の処理
未降伏の部材に対して、割増率、節点振分法、余耐力法のいずれかによるヒンジの形成と曲げとせん断の余裕度によるせん断破壊の判定を行います。
ここで形成した降伏ヒンジとせん断破壊の判定は、Ds算定の部材種別に考慮します。
クライテリアの検討
高層建物には必須の柱耐力の余裕度や柱はり耐力比などのクライテリアを設定し、崩壊形の保証に必要な検討が行えます。この他、せん断耐力の余裕度に対するクライテリアも設定できます。
冷間成形角形鋼管の検討
冷間成形角形鋼管を使用した場合、崩壊形の判定で部分崩壊となったときは自動で柱耐力を低減した保有水平耐力の検討も同時に行います。

基礎関連

杭体の応力解析
杭の変位が1cmを超えた場合、地盤反力係数(kh)の収束ができます。また、『SS21/SoilBase2008』による液状化(khの低減率)を考慮した杭体の応力解析ができます。
基礎梁の応力解析
直接基礎による地反力、杭頭曲げモーメント、基礎の偏心による基礎梁の応力解析を行います。この応力は基礎梁の断面検定に考慮します。
基礎の断面検定
独立基礎、布基礎、杭基礎、杭体の断面検定を行います。

技術基準解説書

「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」への対応内容
内容 技術基準解説書記載ページ
耐力壁を有する剛節架構の応力割増しにおいて、デフォルトは割増しする対象を柱の曲げモーメントとせん断力にします。 P.323
ルート2-3を採用した場合は、終了時メッセージを出力します。 P.374
部材種別判定における袖壁付き柱のσo・τu、腰壁・垂壁付き梁のτuの計算に採用する断面積は、計算条件の指定によります。また、袖壁付き柱のho/Dは、2M/(Q・d)に替えないようにします。 P.393
RC造耐震壁の側柱の断面が小さい場合、壁式構造の耐震壁として部材種別を判定します。 P.393
保証設計において、Ds算定時だけでなく保有水平耐力時についても検討します。 P.401
コンクリート破壊・ベースプレート破断の検討は、アンカーボルトの伸び能力の有無や保有耐力接合の判定にかかわらず、検討します。 P.627
(付1.2-30)式のアンカーボルトを複数本考慮した場合の立ち上げ部側面のせん断力による剥落を検討します。 P.631
露出柱脚の最大せん断耐力は、(付1.2-34)式~(付1.2-41)式に対応しています。 P.632
アンカーボルトの「鋼構造設計規準」による引張力とせん断力の組合せの検討において、アンカーボルト断面積はねじ部断面積にします。また、アンカーボルトの長期許容引張応力度はF/1.5、長期許容せん断応力度はF/(1.5√3)に対応しています(短期は長期の1.5倍)。 P.638~P.639
アンカーボルトの定着の検討は、設計例-1 1.3)に対応しています。 P.639
柱脚ベースプレートの短期許容曲げ応力度は、fb1=F/1.3*1.5とします。 P.640
RC造梁および柱のせん断の検討において、ルート3の場合にRC規準2010による短期荷重に対する損傷制御のための検討に対応しています。 P.649、659
「鉄筋コンクリート造建物の靭性保証型耐震設計指針・同解説」による終局時の付着割裂破壊の検討に対応しています。また、せん断設計と同様に付着の検討を満足しない部材は、その結果を部材種別に反映(FD部材とする)します。 P.653、659

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