『Super Build/WRC』の導入事例

岡本構造研究室・SAM

ソフトウェア

複雑な形状も解析できるようになって助かっています。

岡本構造研究室・SAM

手前左が岡本 様。スタッフは8名。他に、residential-dog 太郎。

所在地:静岡県三島市  業種:構造設計事務所

ご利用のきっかけをお聞かせください。

弊社は1982年からの歴史ですが、当時からパソコンを利用した設計を行っていました。当時はCanonをはじめ、いろいろなソフトウェアを利用してみました。当時も対話入力が優れたソフトウェアはありましたが、その中でも総合的な操作面の良さがユニオンさんを利用した理由だと思います。ただ、物件によっては今でもソフトウェアを使い分けることはあります。

実際にご利用いただいて、便利だと思うところはどこですか?

ソフトウェアによって機能には一長一短あるので、一貫構造ソフトウェアは物件によって他社のものと併用しています。でも、データの確認がしやすいのは断然ユニオンさんです。使いこなせていない部分もありますが、特に『SS3』や壁式ソフトウェアの『WRC』のマウス入力はとても使いやすく、入力の確認が簡単に出来ています。また、概要書が計算書とリンクして出力してくれるのも助かっています。6月から不要になるとのことですが、弊社では建物概要や設計方針をはじめに示す意味でも今後も利用しようと思っています。

『WRC』-入力
▲『WRC』-入力

『WRC』をよくお使いいただいているそうですが、感想をお聞かせください。

壁式は、以前は他社のソフトウェアを利用していたのですが一年ほど前から完全にユニオンさんの『WRC』に移行しました。ユニオンさんの『WRC』は視覚的にすごく見やすくて使いやすいです。また、以前は平面解析のみでしたが立体解析ができるようになったことで複雑な形状も解析できるようになって助かっています。壁に傾斜があるとか、壁の配置が複雑なときにこの荷重をどこが負担するかなどは立体解析ならではですね。

模型写真
▲模型写真
『WRC』-3D図
▲『WRC』-3D図
模型写真
▲模型写真
『WRC』-3D図
▲『WRC』-3D図

ソフトウェアの品質についてはいかがですか?

バグは無いというか非常に少ないと思います。バグが出てもその日の内に何らかの回答をいただいていますし、バージョンアップもとても早いと思います。以前、適合性判定機関から計算結果の中の数字の算定根拠を手で証明して欲しいと言われたとき、そのとき初めて手で追いかけたんですけど、きちんと計算していることがわかりました。また重要なことの変更はソフトウェアの入力画面で目立つように表示してくれていたりとか、保有耐力の計算条件で荷重増分の刻みを細かくするにはどの設定を変更すればどう変わるのかなど、条件を変更するときのポイントを表示してくれているので助かっています。

その他、ユニオンシステムに対するご意見・ご感想などあれば教えてください。

サポートはとにかく早いですね。A社さんですと次の日に返答をいただくことが多いのですが、ユニオンさんだと2~3時間で何らかの返答を必ずいだいています。またユニオンさんはいい意味でフットワークがいいですね。柔軟に対応してくれてユーザーさんに優しい印象があります。他にもHELPの説明が充実しているのが助かっています。要望としては『WRC』で配筋を細かく(開口際など)入力出来ればと思います。

最後に「木造耐力壁ジャパンカップ」の実行委員をされているそうですが、どのような大会なのですか?

木造耐力壁ジャパンカップは実物の木造耐力壁を作って、あるルールに基づいて壁の耐力を競うトーナメントです。もう10年くらい前から毎年行われており、大学などを中心に今では30体の耐力壁がエントリーしています。そこで実際に壊れるのを何体も見ていると、見ているだけで実際の設計に役立っています。この大会の面白いところは勝者でなく敗者の方に人が集まるんですよ。どうして壊れたのかを「あーでもない、こうでもない」と議論するのが楽しいんですね。TVで取り上げられたこともあるんですよ。

事務所で勤務中の太郎
▲事務所で勤務中の太郎
近所の海岸で休日を楽しむ太郎
▲近所の海岸で休日を楽しむ太郎

本日は、ありがとうございました。

取材協力:岡本 憲尚 様、石原 美千夫 様、磯貝 竜也 様、内田 加奈子 様

会社概要

【 会社名 】
岡本構造研究室・SAM
【 URL 】
http://www.sam.jp/
【 所在地 】
静岡県三島市
【 事業内容 】
国内外の構造設計監理、調査・木質構造の設計、研究開発・アルミ構造の設計、研究開発・耐震診断、補強設計・免震、制震

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