ユニオンシステム株式会社

Super Build/SS7アップデートファイル

更新内容

旧Ver.1.1.1.10 → 新Ver.1.1.1.11(VerUp対象Ver.1.1.1.10)
インターネットダウンロード : 2018/12/17

◆機能アップ
『SS7 Op.積算』において、基礎関連と土工・地業の積算を行えるようにしました。
下水道施設の検討として下記の対応をしました。
  • 柱、梁の終局曲げ耐力においてコンクリート標準示方書式を追加しました。終局耐力計算条件
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  • Q-δに絶対変位の計算と出力を追加しました。結果1
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  • 積載荷重の最大値を変更しました(99999→999999N/m2)。床
マウス入力の入力項目をシート上で確認・編集できる「シートウインドウ」の機能を追加しました。シートウィンドウ
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基礎関連において下記の機能を追加しました。
  • 構造計算書「12.基礎・地盤」に、基礎関連の出力項目を追加しました。
  • 結果出力、添付資料「7.基礎関連」に「7.14.7.杭頭定着筋選定(場所打ち杭)」、「7.14.8.杭頭定着筋選定(既製杭)」を追加しました。
  • 場所打ち杭の引き抜き力の計算において、拡底部分の摩擦を考慮するようにしました。
  • [13.1.基礎計算条件-1.基礎の考慮]の選択肢名称を以下のように変更しました。
    • 旧)する(基礎偏心・杭頭曲げ直接入力による基礎梁応力計算)
    • 新)応力直接入力(基礎偏心・杭頭曲げ直接入力による基礎梁応力計算)
荷重増分解析の解析終了条件での、最大の層間変形角が指定層間変形角に達した場合の判定について、剛床解除した柱も対象にできるよう計算条件を設けました。また、以下の出力でその位置が確認できるようにしました。
  • シート出力 「11.1.解析終了要因」
  • 結果作図 「1.7.Q-δ図」、 「1.9.Qu/Qun図」
  • 構造計算書「11.3.構造特性係数Dsの算定」、「11.4.保有水平耐力の算定」、「11.5.各階の層せん断力-層間変形曲線」、「11.6.各階の保有水平耐力の検討」
  • 結果出力、添付資料「11.応力解析(二次)-11.1.Ds算定時」、「11.応力解析(二次)-11.2.保有水平耐力時」、「12.必要保有水平耐力」、「13.保証設計」、「14.クライテリアのチェック」
SABTEC RCS混合構造設計指針(2018年) 露出柱脚基礎梁機械式定着に対応しました。
フルサト工業株式会社のフリーベース工法に対応しました。
株式会社向山工場のエムケーフープ(MK785)において、評定更新に伴い安全性確保のための検討におけるPwの上限を1.2%に変更しました。
二重鋼管座屈補剛ブレース、二重鋼管座屈補剛ブレース(制振用)の評定番号、参考文献を更新しました。
構造計算書「7.2.4.長期軸力と負担率」、結果出力、添付資料「5.1.長期軸力」に、長期の支点反力図を追加しました。
梁の断面リスト、S梁仕口継手の断面算定表、SRC梁仕口継手の断面算定表に継手のはしあきを出力するようにしました。
3D図の「層、階、フレームの指定」において、非表示としていた部材を半透明で表示させる機能を追加しました。また、3D図に切断面を任意に指定して切断表示ができる機能を追加しました。切断面の位置
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シート出力や作図などのウィンドウからの出力において、ウィンドウを閉じるまで印刷設定を保持するようにしました。また、印刷設定の[余白・ページ]タブの設定を既定値として保存できるようにしました。
結果作図において、以下の機能を追加しました。
  • 標準階高・基準スパン、構造階高のずれ、階名を作図できるようにしました。
  • 一本部材の指定範囲を矢印で作図する機能を追加しました(構造計算書「1.2.1.床伏図」では梁、「1.3.略軸組図」では柱)。
計算結果を誤って上書きしないようにロックする機能を追加しました。
  • ※「解析指定」「結果の一覧」画面において指定できます。ロックすると上書きでの計算ができませんが、結果表示、復元、計算書出力、メモの編集はできます。
解析指定
開くの画面において、物件データリストに「主体構造」列を設けました。物件データを開く
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解析終了時に音で知らせる機能を追加しました。
バージョン変換時およびデータを開く間に、処理中であることを示すメッセージウィンドウを表示するようにしました。
『Super BuildR/SS7 Op.柱梁断面リスト』で以下の改善を行いました。
  • 腹筋・幅止筋の情報を積算の情報から取得できるようにしました。また、積算の情報を使用するか入力情報を使用するかを選択できるようにしました。
  • 梁の寸法線サイズで、寸法線の基準位置を梁下端ではなく、地業の最下端を基準にできるようにしました。
  • 梁のスラブを拡張し、梁の外面を超える位置まで指定できるようにしました。地業や寸法線もそれに合わせて自動的に調整します。
  • 高強度せん断補強筋使用時の項目欄の枠を2重枠にするかどうか指定できるようにしました。
  • 項目記号に、%[TITLE]物件名, %[SUBTITLE]略称を追加しました。
  • 鉄筋マーク編集で、中丸倍率と線倍率を指定できるようにしました。
◆変更点
計算部
[架構認識・準備計算]
架構認識のメッセージ(X0028)で、パラペットとフレーム外雑壁のメッセージを逆に出力していました。
柱梁接合部に取付く柱の認識で、上階に通常の柱、下階にダミー柱がある場合、接合部形状を正しく認識できていませんでした。
梁における柱面の認識で、同一化により梁端部に取りついた柱が考慮できていませんでした。
柱の長さの認識で、下階に柱がない柱では、梁下端まで柱を延長しますが、傾斜した柱では梁下端よりも長く認識されていました。(Ver.1.1.1.10のみの現象です)
梁断面の入力データを認識する際、以下の両方の条件が成り立つとき不正終了していました。
  • 最下層に従属するダミー層が存在し、そのダミー層に“ダミー梁のみ配置”または“梁が未配置状態”である。
  • 最下層以外の梁が、最下層に登録されている梁と同じ梁断面のみになっている。
CFTコンクリート定数等において、[4.1.標準仕様材料-1.コンクリート・鉄筋-1.コンクリート]で“CFT基準による”を選択したとき、[コンクリート材料の登録]にて直接指定したγおよびEが有効となっていませんでした。
大梁の剛域において、上階柱面位置では上階柱の回転を考慮すべきところ、下階柱の回転を考慮していました。
[2.1.剛性計算条件-1.RC・SRC耐震壁-3.付帯梁の剛性評価]を、“階高半分の腰壁・垂壁を算入”としていたとき、有開口の耐震壁に取りつく付帯梁では、階高半分ではなく開口端までを腰壁・垂壁長さとして剛性に考慮していました。
座屈長さの計算において、節点同一化によって1節点に複数の柱が取りつく場合、すべての柱を考慮すべきところ1本しか考慮していませんでした。
床の左下節点位置で大梁と小梁が非常に近くに存在するとき、重量伝達計算が正しく行われない場合がありました。
二重スラブとした場合、シート出力「4.4.地震用重量」の床面積は上と下の床を合計していました。二重スラブの上下に床がある場合は下の床を含めないようにしました。
基礎重量において、最下層に取り付くダミー層の節点重量が含まれていませんでした。
風力係数の計算において、節点同一化などにより非認識部材となった床に風力係数の直接入力があると不正終了していました。
[応力解析・ルート判定・設計応力]
捩り剛性の増減率を“0(ゼロ)”と入力した場合、不安定架構を避けるために微少な捩り剛性(I の1/1000000)を与えるべきところ、0としていました。
[2.3.応力計算条件-1.基本事項-6.鉛直荷重時のブレースの扱い]の指定が、鉛直ブレースのみに考慮すべきところ、水平ブレースにも考慮されていました。
一次を弾塑性解析としたとき、応力解析(一次)まで計算した後、荷重計算に関する条件を変更し、再計算すると応力解析(一次)の結果が不正になっていました。
一次を弾塑性解析としたとき、C1006、C1007、A1011、A1012、A1014、A1015のメッセージが重複して出力されていました。
[11.1.偏心率等の省略部材]で、ある階すべての部材を省略したとき、シート出力「9.8.剛性率(雑壁なし)」「9.9.剛性率(雑壁考慮)」の層間変位が演算誤差により0.0mmとならない場合がありました。
多剛床かつ節点同一化の指定がある場合で重心位置を概算軸力で求めたとき、節点同一化した節点重量を重複して概算軸力を求めていました。
断面算定の応力採用位置を剛域端とし、剛域がケース毎で異なる場合、それぞれのケースに応じた剛域端の応力で設計応力を計算すべきところ、最後のケースによる剛域端で設計応力を計算していました。
[2.5.1.共通・耐震壁-1.断面算定位置-1.端部断面算定位置]で、<2>壁端または梁・柱面としている場合に、無開口の雑壁に取り付く梁・柱で、演算誤差により“断面算定を行う箇所がありません。”のメッセージ(N0501,N0502)が出ることがありました。
[断面算定]
上階と下階の耐震壁の取り付きが異なる梁を一本部材とした場合にも、「C0952~耐震壁が取り付く部材と取り付かない部材を一本部材として指定しています。」メッセージを出力していました。
RC梁において、以下の変更点があります。
  • 使用性確保・損傷制御の付着検討において、鉄筋断面積入力と本数入力が混在していると、検定されないケースがありました。
  • 付着割裂の検討において、一本部材の指定があり、中間節点が全体の1/4から3/4の位置にあるとき、配筋を正しく認識できていませんでした。
RC柱において、以下の変更点があります。
  • 長方形断面において、芯鉄筋がX方向にのみ入力されている場合、計算中に不正終了していました。
  • 円形断面において、主筋量のチェックが正しくできていませんでした。
  • リバーボン1275の短期許容応力度を、590N/mm2とすべきところ、585N/mm2となっていました。
  • 使用性確保・損傷制御の付着検討において、X方向とY方向で異なる鉄筋径を使用している場合、細い径の方向について、引張鉄筋の周長の総和φを求める際のコーナー筋を細い径で計算していました。
RC接合部において、地震力の方向と接合部の傾きが45°となる場合、Y方向の検討結果が出力されていませんでした。
S部材において、以下の変更点があります。
  • 組み合わせ応力度の検定において、ウェブ部分に生じる最大の曲げ応力度σb'の計算には、ウェブ長さを用いるべきところ、スカラップ欠損やボルト欠損を考慮した有効長さを用いていました。
  • 柱の仕口部をすみ肉溶接とした場合の組み合わせ応力度の検定において、σb'を√3で除していました。
  • 冷間角形鋼管の柱梁耐力比や応力割り増しにおいて、[4.1.標準使用材料-鉄骨材料の登録]で「角形鋼管」を“NO”としても、入力が無効な「冷間成形」の値で冷間角形鋼管を認識していました。
CFT柱において、以下の変更点があります。
  • S規準の径厚比を満足していない鉄骨を用いた場合、規定値を超える部分を無効として断面検定を行っていました。
  • 長柱の許容曲げモーメントを計算する際、設計用軸力がcNc以下の場合、sMoに乗じる係数は (1-cν×cN/Nk)とすべきところ、(1-cν×cNc/Nk)として計算していました。曲げひび割れ耐力(=許容曲げモーメント)についても同様です。
S造柱脚において、以下の変更点があります。
  • 露出柱脚の断面算定表において、設計ルートを"なし"にしたとき、「コンクリート破壊防止・ベースプレート破断防止」の結果を出力していませんでした。また、コーン状破壊の投影面積Achに基礎梁を考慮していませんでした。
  • 露出柱脚のせん断破壊防止の検討において、e1をアンカーボルト呼び径でなく軸部径で計算するようにしました。
  • 根巻き柱脚において、反曲点高さを計算するときブレースによる付加応力を考慮しないようにしました。
  • 根巻柱脚において、Qu算定式の適用条件を満足しない場合、Quに上限を設けてメッセージ分類を警告から通知に変更しました。また、適用条件のパラメータを出力して確認できるようにしました。
SRC造において、以下の変更点があります。
  • 耐震壁周りの柱でも限界軸力のチェックを行っていました。
  • 柱脚RCとした場合で柱頭の検定位置が中央位置より下となったとき、sQAが0となりせん断検定がNGとなっていました。
  • 耐震壁において、付帯柱の鉄骨が柱頭と柱脚で異なっているとき、鉄骨の表示およびb',QCが柱頭のものとなっていました。
  • 耐震壁において、中間柱のSQCが1/2されていませんでした(QCは1/2しているため、検定結果には問題ありません)。
  • 非埋み込柱脚の終局時断面算定表において、設計用せん断力Qとせん断耐力Quがともに“0”のときNGではないのにQu値に「*」を付けて赤色表示にしていました。
  • 非埋込み柱脚、埋込み柱脚でベースプレート寸法を負値入力したとき、断面リストおよび計算中のベースプレート寸法が不正な値になっていました。
[基礎関連]
[13.8.フレーム外杭の配置]で、存在しない杭符号を指定していた場合、不正終了することがありました。
kh算定で用いる平均N値において、土層の境界にN値を指定したとき上層側のN値としますが、演算誤差により下層側のN値として認識する場合がありました。
杭基礎において、以下の変更点があります。
  • 水平力計算の基礎重量において、フレーム外雑壁の重量は、本来、階高の中央で上下階に分配すべきところ、[7.8.フレーム外雑壁-重量の扱い-重量の分配]の計算条件により分配していました。
  • [13.1.基礎計算条件-2.杭の水平抵抗と断面算定-6.杭頭モーメントの補正-杭反力計算におけるフーチングでの杭頭曲げの考慮]で、“基礎底の杭頭MとQによる”を指定した場合、基礎フーチングの設計応力に杭頭曲げによる付加軸力が考慮されていませんでした。
  • 杭基礎の断面算定において、XY両方向とも曲げが上端引張となる場合、X方向に対してのみ「C1464,C1465:杭基礎で上端筋の検討が必要です」メッセージを出力していました。
べた基礎において、以下の変更点があります。
  • [13.4.1.基礎床グループ登録]でQを直接入力したとき、自動計算値に直接入力値を加算していました。
  • 地盤データの指定方法を“支点ごと”(地盤符号を使用)とし、支持力の自動計算を行うとき、[13.4.2.基礎床グループ配置]で、多スパンにわたるべた基礎の範囲内に“なし”が指定されていると、地盤情報が正しく認識できず、支持力の自動計算値が0となることがありました。
  • 接地圧の計算において、転倒Mを考慮しない場合で「X1351:~重心位置がべた基礎の領域外になっています。」のメッセージが出力されることがありました。
  • 接地圧計算で用いる軸力において、[層の追加]により最下層に層を追加したとき、部分地下等による層レベルが異なる境界の支点反力を上下に分割する判定で、層の認識の誤りで上下に分割されないことがありました。
  • 接地圧による基礎梁応力計算において、クロス小梁を配置した場合、クロス小梁からの集中荷重によるCMoQoが考慮されていませんでした。
布基礎において、始端側に節点同一化の指定があるとき、布基礎の認識が正しくできず荷重計算中に不正終了していました。
[部材耐力計算]
危険断面位置が部材長以上になっている場合、通知「A1017またはA1018:~危険断面位置が部材内にないため、危険断面位置を0とします。」メッセージを出力し、危険断面位置を部材端部とするようにしました。
RC柱のMu算定式を「e関数式」または「ACI規準式」としたとき、ひずみ度から求めた鉄筋の応力度に誤りがあり、曲げ復元力が正しく計算できていませんでした。また、全圧縮(中立軸比=1.0)となった場合、片側の鉄筋が曲げ復元力に考慮されていませんでした。
短期設計地震時の解析を“弾塑性解析”とし、柱のせん断ひび割れ耐力を直接入力していると、解析中に不正終了していました。(Ver.1.1.1.10のみの現象です)
鉄骨部材の終局せん断耐力の計算において、幅厚比がS規準による規定値を超えている場合、無効部分を考慮した断面でQuを計算していました。
根巻き柱脚の曲げ復元力特性を軸力相関とするようにしました。
SRC耐震壁のQu算定式を「基準解説書」としたとき、[13.2.必要Pw一覧]と[13.3.必要Pw]に出力している入力Psが、Psmaxを考慮したものとなっており、入力PsがPsmaxを超えていても[13.2.必要Pw一覧]で、最大最小の判定にPsmaxが表示されていませんでした。
[14.2.11.水平ブレース終局耐力]で耐力を直接入力している場合、解析中に不正終了が生じることや、指定した部材に耐力が反映されないことがありました。
[保有耐力計算]
梁のせん断破壊の判定において、危険断面位置を節点位置とした場合、以下の変更点があります。
  • 左端側:端部せん断力を採用していたのを、端部と1/4位置の大きい方を採用します。
  • 右端側:左端側の1/4位置のせん断力を採用していたのを、端部と1/4位置の大きい方を採用します。
  • 応力の出力で、端部位置のせん断力を出力していたのを、端部と1/4位置の大きい方を出力します。
増分解析において、腰折れ柱に柱脚を配置して、かつ、ブレースが梁天端で取り付かない場合、柱脚側で降伏が発生したとき不釣合力の解除が正しく行われていませんでした。
せん断耐力を荒川式とし、左右非対称の袖壁が取り付く柱において、増分解析中に曲げ応力Mが“0”になった場合、せん断耐力が正しく計算できないときがありました。
軸降伏後の剛性を1/1(剛性低下なし)としていた場合、降伏していても破壊形式の結果に降伏が表示されないことがありました。
「解説書-計算編P.10-2(1)塑性ヒンジのモデル化」のように、A材、B材、C材に分けて部材剛性マトリクスを再計算する際、演算誤差によってゼロ割が発生し、増分解析が終了しない場合がありました。
Q-δの計算において、下層の一般層が全節点剛床解除となっている階で重心位置変位を正しく計算できていませんでした。下層で全節点剛床仮定解除となっている場合は重みづけ平均で層間変位を算出するようにしました。
「A1966:各層主体構造に存在しない構造種別が、計算ルートで指定されています。」メッセージが重複して出力されていました。
[2.9.保有水平耐力計算条件-4.部材種別判定1-4.直交方向フレームの考慮]を“部材角による”としている場合において、地震力の作用角度が45度を超えていると、直交方向フレームの考慮の判断が正しくできていませんでした。
構造特性係数の算定において、階の主体構造がS造・CFT造以外であっても、保有耐力横補剛・継手・仕口の保有耐力接合を満足しない梁が存在すると、部材群種別をDとしていました。
冷間成形角形鋼管において、以下の変更点があります。
  • 崩壊メカニズムの判定で、節点に取りつく部材が断面性能直接入力部材のみの場合、その節点の耐力が集計されていませんでした。
  • 崩壊メカニズム判定で部分崩壊となり、柱耐力を低減した解析を行う場合において、節点同一化により複数階にわたる柱で、柱耐力の低減が正しく考慮できていませんでした。
  • 崩壊メカニズム判定で部分崩壊となり、柱耐力を低減した解析を行う場合において、ダミー層の梁およびダミー層に接続する柱で、塑性化しない梁・柱耐力の低減が考慮できていませんでした。
柱の保証設計において、以下の変更点があります。
  • 柱が1本も配置されていない物件で不正終了していました。
  • 直交方向フレームの考慮の指定により、直交方向の検討を行わない場合でも、直交方向の検定でNGとなる部材があった場合メッセージが出力されていました。
RC柱梁接合部の保証設計において、以下の変更点があります。
  • 接合部形状の直接指定をしていても、配置形状から自動認識した接合部の形状により有効せい係数を考慮するかどうか判断していました。
  • 節点同一化によりRC接合部に複数柱がとりついた場合、接合部保証設計の設計用せん断力の計算において、いずれか1本の柱しか考慮されていませんでした。
クライテリアの座屈耐力の検討において、柱がBH鋼のときNy,NEにフランジとウェブの強度の違いを考慮していませんでした。
構造計算書・結果出力・作図
構造計算書において、以下の変更点があります。
  • 「7.2.4 長期軸力と負担率」において、傾いた柱の柱軸力を鉛直成分に変換せずに出力していました。そのため、負担率が正しく計算できていませんでした。
  • S造およびCFT造の断面算定表において、ルート2を指定した場合、“ルート2-#”と出力していました。また、RC造およびSRC造の断面算定表において、ルート1を指定した場合、“ルート1-#”と出力していました。
結果出力において、以下の変更点があります。
  • 添付資料「7.基礎関連-7.2.使用材料」において、空白ページが出力される場合がありました。
  • 添付資料「7.6.偏心距離」の記号説明において、“施工誤差考慮”は杭基礎に対する説明であることがわかるように“施工誤差考慮”から“杭基礎の場合は施工誤差を考慮した値です。”に変更しました。
シート出力において、以下の変更点があります。
  • 「4.4.地震用重量」において、階の地震用重量が1000000kNを超えたとき、wiが空欄となっていました。
  • 「5.2.1.CMoQo(梁)」において、梁の平行移動やK形ブレースなどにより部材が分割される場合に、分割された最後のCMoQoしか表示されていませんでした。なお、出力のみで計算には影響ありません。
  • 「9.10.層間変形角」において、柱の位置情報が配置された軸ではなく節点同一化によって移動した柱脚側の軸を出力していました。
  • 「13.1.2.RC梁(保証設計)」において、Quを超えるQoが発生している場合に、「(Qu-Qo)/αQM」の値が正しくありませんでした(判定結果は問題ありません)。
  • 「13.1.5.RC梁(付着割裂)」と「13.1.10.RC柱(付着割裂)」において、X方向フレームまたはY方向フレームのすべてフレームおよび階に耐震壁が配置されている場合、表示時に不正終了していました。
  • 「13.1.20.RC接合部(保証設計)」において、QDuが0.0kNとなった場合に、計算結果を出力していませんでした。また、出力していない結果に対してVju/Qduの判定を行い必ずOKと表示していました。
  • 列を選択して「シフト+←」「シフト+→」キーを押すと不正終了していました。
結果出力、添付資料「4.3.変位量(節点ごと)」とシート出力「5.4.変位量(節点)」において、微小な変位量の場合に、変位の値を同じ桁数で出力しているにもかからず、一致しない場合がありました。
S梁の断面算定表において、保有耐力横補剛の Lb(左端,右端,最大Lb)の表示する最大値を99999mmにしました。
CFT柱の断面算定表において、長柱の場合の部材種別パラメータ「ny・λc2」と「ny・fλc2」の判定結果が逆に出力されていました。
以下の接合部の出力において、加力方向と接合部の主軸方向が45°を超える場合に、本来表示すべき方向の結果が表示されていませんでした。
  • RC接合部の断面算定表(短期時/終局時)
  • SRC,CFT接合部の断面算定表(終局時)
  • RC,SRC,CFT接合部の保証設計
入力データ出力において、以下の変更点があります。
  • つぎの項目について、単位を追加しました。
    §3 特殊形状 : 3.1 節点移動(軸振れ) 、3.2 セットバック 、3.4 節点上下移動 、3.6 柱の回転
    §6 部材配置 : 6.5 大梁-6.5.2 ジョイント、6.13 床-6.13.1 床の角度
    §8 剛性 : 8.1 結合状態
    §12 基礎計算 : 12.2.3 杭基礎・独立基礎、12.2.4 布基礎 、12.4 偏心距離
  • [2.1.剛性計算条件-3.RC・SRC柱・梁1-4.剛性に考慮する部材]において、パラペットおよび外部袖壁の指定についての表現が正しくありませんでした。
  • 「7.1.特殊荷重・節点補正重量」と「7.4.応力計算用特殊荷重」について、入力データの登録のみ行い配置していない場合にも出力していました。
結果作図全般において、構造階高の値を切り上げで表示するように変更しました。
「1.6.応力図(二次)」において、以下の変更点があります。
  • 平面図における支点の耐力表示において、柱、水平ブレース、水平ブレース(任意配置)、支点の軸耐力は常に圧縮の耐力を表示していました。
  • 柱のプロパティにおいて、冷間成型角形鋼管の耐力低減時に低減していない部材耐力を出力していました。また、降伏しない梁の曲げ耐力が∞でなくゼロと表示していました。
「8.2.基礎検定図」において、以下の変更点があります。
  • 独立基礎の断面算定で付加曲げモーメントが表示されませんでした。
  • 作図設定の表示小数桁において、直接基礎でべた基礎を含まない場合に「圧力」が無効になっていました。
「8.5.杭M-N関係図」において、以下の変更点があります。
  • 「13.8.フレーム外杭の配置」で入力データが未完結(赤レコード)の場合、「フレーム外杭」を選択すると不正終了することがありました。
  • 杭の位置を「すべて」とした場合に断面算定を省略する基礎が含まれると杭の応力が正しく作図されていませんでした。
3D図において、以下の変更点があります。
  • 断面性能を直接入力したS柱が未登録部材の黄色で作図されていました。
  • 開いた状態では、耐震壁判定の指定を変更しても反映されていませんでした。
  • 布基礎の延長長さが指定されている場合、正しく作図できないことがありました。
入力部
層の削除、軸の削除でフレーム外雑壁、任意鉛直ブレース、任意水平ブレースが消えた場合に関連するデータが一部「?」となった状態でレコードが残ることがありました。
水平ブレースのゾーン指定で、「軸」の指定では“全”が有効でないのに、指定できるようになっていました。
[13.1.基礎計算条件]-[1.基本事項]において、[1.基礎の考慮]が「する」、[2.基礎形式]が「直接基礎」で「べた基礎」のみが選ばれている場合、[13.7.基礎自重の直接入力]のツリーメニューは無効とするところが、有効のままでした。
「15.8.崩壊メカニズムの直接入力」の入力で片方向のみ有効な場合にシート入力画面上で無効なケースに切り替えることができていました。
マウス入力について、以下の改善を行いました。
  • [7.12.片持床-断面]のヘルプが表示されていませんでした。
  • [7.6.外部袖壁]で、ステータスバーに表示される説明に「柱」が抜けていました。
  • [7.1.柱(柱脚)-断面]-芯鉄筋本数Xの入力で、Yにも同じ値を入れるようにしました。
  • [13.3.布基礎-断面-コンクリート]-元端の入力で、先端へ同じ値を入れるようにしました。
  • [7.16.層・軸の追加・削除]で、追加または削除を行うと範囲選択を解除するようにしました。
  • 杭基礎を選択すると、ステータスバーに選択した数の2倍の値を表示していました。
  • [7.10.小梁]編集シートの符号ドロップダウンリストで、「ダミー」を「0:ダミー」にし、"0"でダミー符号が入力できるようにしました。
  • [3.2.セットバック]と[3.8.梁のレベル調整]が同じ節点に入ると、立面図が正しく表示されない場合がありました。
節点同一化により、ブレースが配置できなくなった箇所にブレース配置のデータが残っていた場合に、グリッド入力に切り替えると不正終了していました。また、このとき入力データ出力を行った場合にも不正終了していました。
その他・リンク
結果CSV出力の出力項目選択画面において、スペースキーでチェックを入れるとツリーでの親子関係におけるチェック状態が不整合になっていました。
物件データの保存処理において、次の手順で操作したあとに物件を閉じると、2の時点の入力データが保存されていました。
操作手順:1.入力データを更新、2.計算実行(あるいは出力実行)、3.元に戻す(アンドゥ)、4.保存して物件を閉じる。
SS7 Op.積算
メッセージについて、以下の改善を行いました。
  • SC0067:壁の配筋が未入力です。鉄筋数量を0として計算します。

    SC0174:壁の縦筋が未入力です。縦筋を0として計算します。
    SC0175:壁の横筋が未入力です。横筋を0として計算します。
    SC0176:壁の開口補強筋が未入力です。開口補強筋を0として計算します。
  • SC0068:外部袖壁の配筋が未入力です。鉄筋数量を0として計算します。

    SC0177:外部袖壁の縦筋が未入力です。縦筋を0として計算します。
    SC0178:外部袖壁の横筋が未入力です。横筋を0として計算します。
  • SC0069:フレーム外雑壁の配筋が未入力です。鉄筋数量を0として計算します。

    SC0179:フレーム外雑壁の縦筋が未入力です。縦筋を0として計算します。
    SC0180:フレーム外雑壁の横筋が未入力です。横筋を0として計算します。
  • SC0070:パラペットの配筋が未入力です。鉄筋数量を0として計算します。

    SC0181:パラペットの縦筋が未入力です。縦筋を0として計算します。
    SC0182:パラペットの横筋が未入力です。横筋を0として計算します。
SS7 Op.柱梁断面リスト
符号名で、G1とg1のように大文字と小文字の違いだけの断面があるとき、断面の内容を同じとみなしていました。
標準使用材料で梁主筋のX方向とY方向で異なる径を指定し、ダミー層に梁を配置していた場合、主筋径の方向別の判定が正しく行われないことがありました。
X方向、Y方向どちらか片方が高強度せん断補強筋の場合、両方向とも2重枠になっていました。
DXFファイルに出力したとき、H形鋼のr部分が正しく描画されていませんでした。
解説書
以下の解説書等において追記および修正を行いました。解説書の詳細は巻末の更新履歴を参照してください。
  • 『SS7』 入力編
  • 『SS7』 導入・基本操作編
  • 『SS7』 計算編
  • 『SS7』 メッセージ編
  • 『SS7』 出力編(計算書)
  • 『SS7』 出力編(画面)・結果CSV出力
  • 『SS7』 入力データCSV出力
  • 『SS7』 機械式定着
  • 『SS7』 Op.積算
  • 『SS7』 Op.柱梁断面リスト
  • 登録済み材料製品リスト

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注意事項

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2018/12/17

SS7 Ver.1.1.1.11

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ご注意

『SS7』をセットアップしている場合は、Ver.1.1.1.11へのアップデートになります。
『SS7』をセットアップしていない場合は、Ver.1.1.1.11のセットアップになります。
『ライセンスマネージャ』Ver.3.11以上が必要です。

過去のアップデートファイル

2018/09/10 Ver.1.1.1.10 更新内容 ss7_11110.exe
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2018/05/15 Ver.1.1.1.9 更新内容 ss7_1119.exe
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2018/02/15 Ver.1.1.1.8 更新内容 ss7_1118.exe
[86.2MB]
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2017/11/16 Ver.1.1.1.7 更新内容 ss7_1117.exe
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2017/08/22 Ver.1.1.1.6a 更新内容 ss7_1116a.exe
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2017/07/31 Ver.1.1.1.6 更新内容 ss7_1116.exe
[82.0MB]
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2017/05/31 Ver.1.1.1.5a 更新内容 ss7_1115a.exe
[3.02MB]
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2017/04/25 Ver.1.1.1.5 更新内容 ss7_1115.exe
[79.7MB]
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2017/02/20 Ver.1.1.1.4 更新内容 ss7_1114.exe
[76.0MB]
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2016/12/08 Ver.1.1.1.3 更新内容 ss7_1113.exe
[76.1MB]
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2016/09/15 Ver.1.1.1.2 更新内容 ss7_1112.exe
[76.6MB]
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2016/07/14 Ver.1.1.1.1a 更新内容 ss7_1111a.exe
[5.30MB]
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2016/05/09 Ver.1.1.1.1 更新内容 ss7_1111.exe
[74.8MB]
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