『Super Build/SS7』の導入事例

雄設計室

ソフトウェア

初めての操作で、節点同一化機能を使って計算書をまとめることができました。

雄設計室

笠原 雄次 様、笠原 俊 様、金田 薫 様

所在地:埼玉県さいたま市  業種:構造設計事務所

最初に弊社のソフトウェアをご利用いただいたのはいつですか?

1982年ごろです。勤めていた横浜の設計事務所で、ユニオンさんの『架構解析ソフトウェア』を導入したのが始まりでした。当時はまだフロッピーディスクだった記憶があります。整形な建物しか扱えず、解析時間もかかりましたが、まだ手計算で固定モーメント法とD値法が主流の時代。架構解析の精度が上がることを期待した記憶があります。

1982年だと「新耐震基準」になったばかりのころですね。

そうです。「旧耐震基準」時代は分かりませんが、当時は師匠の指導を受けて解説書を読みながら設計していました。役所の審査課も同じ状態だったと思います。
1989年5月、独立を機に『SS1』を導入しました。ユニオンさんには現在の『SS7』までずっとお世話になっています。『SS1』の導入時は今と異なり、急なフリーズなども含め多くの症状があり、改善の余地があると感じました。

『SS7』導入のきっかけを教えてください。

不整形な建物に対処するためです。『SS7』導入のおよそ1年前のこと、今年3月に竣工予定の物件を設計することになりました。屋根の梁がそのまま下階の梁へつながっている形状だったため、既存の『SS3』では対処できず、『SS7』を導入することにしました。
初めての操作でしたが、節点同一化機能を使って計算書をまとめることができました。最も驚いたのは解析スピードで、『SS3』より格段に速くなっていました。

『SS7』を使った感想はいかがですか?

伏図や軸組図で、検定比を簡単に確認できる点が便利です。『SS3』では「3D作図」で検定比を確認していましたが、『SS7』では図面ウィンドウ上に検定比が表示されます。また、別ウィンドウで表示された表形式の検定比をクリックすると、該当箇所が伏図や軸組図の中で緑色に表示されるので、同符号のどの部材なのかを瞬時に判断することができました。『SS7』のVer.1.1.1.14で、二次部材と基礎部材の設計ができるようになったことも良かったです。次の物件でぜひ、試したいと思っています。
質問ですが、鉄骨の小梁算定時に、圧縮フランジのスラブの拘束など支点間距離の考慮の有無や横補剛材としての検討などはできますか?


(ユニオン)はい。“スラブ横座屈拘束あり”とした場合は、fb=ft として計算しております。また圧縮フランジ支点間距離は、小梁間距離として計算しており、小梁が無い場合は、部材長として計算しています。

Ver.1.1.1.14で搭載された「シートウィンドウ」は利用されていますか?

まだ使ったことがありません。


(ユニオン)「シートウィンドウ」はシート形式上の編集機能です。例えば、継手距離や一本部材の指定、特殊荷重の配置などでは、平面や立体形状を確認しながら指定できるので入力は便利です。しかし修正の際、該当フレームや層を表示させないと修正できないという煩わしさがありました。そういう時に「シートウィンドウ」を使うと、層・フレーム・軸形式の一覧が表示されるので、『SS3』の対話入力のように修正が可能になりました。弊社webサイトに「シートウィンドウ」など「便利な機能」を動画で紹介していますのでぜひご覧ください。

→ 「シートウィンドウ」の動画を見る

『SS7』に対するご要望をお聞かせください。

平面・立面で、特に曲面形状などの建物を扱うとき、意匠データを直接読み取って3次元データを作成できる機能がほしいです。節点座標を読み取ってくれるだけでも助かります。
また、柱や梁ではなく、断面性能で認識された登録部材を節点間に配置できるような解析ツールがあればありがたいですね。『FA1』の立体版のようなイメージです。

『FA1』もよく利用されているのですか?

はい。『FA1』はスパン数・階数入力と任意座標入力を使い分けられるので、部分解析が簡単にできます。外階段の中壁などは強制変形を指定すれば建物と変形追随させた解析も可能なので、重宝しています。

『FEM』もご導入いただいていますね。使い心地はいかがですか?

『FEM』は視覚的に結果を確認できるので、説明しやすいというメリットがあります。ただ、『FEM』も平面な点が残念です。利用範囲が格段に広がるので、『FA1』と併せて立体版の開発を期待します。

複雑な形状のお仕事も多いのでしょうか?

稀にあります。東京建築賞や日本建築学会作品賞を受賞されるような意匠事務所の方ともお仕事させていただいていますので、繰り返しになりますが、完全3次元解析で一貫計算まで行えるツールがあると効率的で助かります。意匠設計者の方と共に考えながら、「デザイン具現化のお手伝いや提案ができれば」と仕事に取り組んでいます。
また、参加させていただいた仕事は国内外を問わず、ほぼすべてキックオフミーティングから上棟まで躯体監理しています。そんなこともあり、国内の仕事では、竣工時の視察が特に楽しみです。もちろん現場に入ってから計画が変更されることは珍しくありません。完成したときに「こうして良かった」と思ったり、「こうしておけば良かった」と数々反省したりです。

本日は、ありがとうございました。

取材協力:笠原 雄次 様、笠原 俊 様
取材日:2020年3月

会社概要

【 会社名 】
雄設計室
【 所在地 】
埼玉県さいたま市
【 事業内容 】
新築建物の構造計画・構造設計・構造監理

同じソフトウェアの事例

同じ地域の事例

同じ業種の事例

ページの先頭へ